<平成14年1月31日更新時点の状況>


はじめに

このページは腰痛闘病記を記録しています。 

最終更新日:2002年1月31日

<腰痛闘病記開設のご挨拶>

この記録を思い立ったのは、まさに入院前日のことです。
「椎間板変性、ヘルニア」との診断を受け、どう対処すべきか悩んでいた私にとって、インターネット上に公開されている手術経験者の闘病記や整形外科関連情報が、自分自身の意志決定に非常に役に立ちました。
そこで、今度は情報を提供いただいたお返しとして、私の経験を情報発信しようと思った次第です。

手術後約1年が経過し、完治といえる段階まで回復しました。
日常生活を送る上でも致命的な問題となるようなことはありません。

私の経験に基づくアドバイスですが、
腰椎の後方固定術を受ける際は、移植骨採取の有無とその影響について十分説明を受けてください。
私同様、移植骨採取部位の疼痛に悩まされている方は多いようです。
また、最近は、移植なしで固定する手術を行っている病院も多いようです。
移植にも長所・短所がありますので、十分な説明を医師に求め、よく話し合ってから結論を出してください。

手術をするかしないかを決めるのは自分自身です。
是非インターネットでいろんな方々の闘病記等を参考にして、悔いのない選択をしてください。
(いろんな方の闘病記を集めたサイトがありますのでリンク集をご参照ください。)

ご意見・ご感想やアドバイス、間違い等は、メールでご連絡いただければ幸いです。 

<現在の状況(平成14年1月31日)>

昨年12月7日に手術後1年目の再診をすませました。
レントゲン撮影の結果、第5腰椎と仙骨は完全に結合しており何も問題ないとのことです。

<12月7日時点のレントゲン写真>
(チタン製のネジと金具は取り出さず、一生入れたままの予定です。)

移植骨を採取した左骨盤から大腿部にかけての痛み・痺れの状況ですが、時がたつにつれ気にならなくなり、結果、現在では何の処置もしていません。(馬油の塗布も中止しました)

昨年夏に申し込んだスポーツクラブでの水中歩行ですが、結局3ヶ月間で10回程度通っただけでした。(相変わらず飽きっぽい性格です)
その後は仕事が忙しいのを理由にやめてしまいました。
しかし、時が解決したのか特に支障もでておりません。
背中の関節が1つ減った状態なのですが、前屈等をしても何の違和感もない状態です。
長年苦しんだ腰痛から解放され、長時間椅子に座って仕事をしても、腰が鈍痛におそわれることも無くなり快適に過ごしています。

術後1年3ヶ月、職場復帰からも丸1年が経過し、自覚症状等を含め、完治したと思える状況となりました。
従って、この腰痛闘病記ですが、今回をもって一区切りをつけさせていただきます。

なお、定期的な経過観察は今後も半年毎に予定されていますので、問題が生じた場合にはご報告させていただきます。

平成12年10月から約1年3ヶ月、ご愛読ありがとうございました。


ちなみに、今回の手術経験を通して次の様なことを得ることができました。

○入院を決断する過程で、インターネットを通じて得たいろんな方々の手術・入院情報が役に立ちました。
インターネット上に情報は多数発信されており、自ら得ようと努力することで無限に入手可能です。今後はその膨大な情報の中から正しい情報を迅速に抽出し、選択する能力が求められると実感しました。
○入院した体験が契機となり、自ら情報発信することに踏み切れたこと。
 (これもインターネットが普及した現在に入院したので可能となりました)
○入院中、また退院後のリハビリを通じてバリアフリーの大切さを痛感しました。今後も来るべき老後に備えた対策を真剣に考えたいと思います。
○手術時の全身麻酔経験により、「死」について真面目に考えるようになりました。
自分なりに「死」について納得できる理解を得ることができました。 


[更新履歴]ヘ戻る           

inserted by FC2 system