自宅療養の記録
(術後11週目)
平成13年1月7日(日)
今日も南区の市民プールに出かけ、50分間水中歩行を実施。
さすがに2日目ともなると足が張ってきた。
平成13年1月8(月)
午前中市民プールで水中歩行を50分、午後は自転車で病院まで同僚の見舞に出向いた。再手術後の足の痛みも治まったとのこと。ただ、今度は逆の足が痛むそうだ。
予定では1月中旬に退院し、2月には職場復帰できるそうだ。
平成13年1月9日(火)
今日も午前中に市民プールに通う。50分の水中歩行を済ませて後は自宅で安静に過ごした。
平成13年1月10日(水)
南区の市民プールは水曜日が定休日である。従って今日は水中歩行によるリハビリは休み。代わりに天神まで往復(約4キロ)徒歩で挑戦してみた。
天神で本屋やパソコンショップ、電気店等に立ち寄ったため、往復に3時間かかってしまった。歩きすぎて足が痛いぐらいで腰は特に問題ない。
これなら職場復帰も問題ないのではと自信を持った。
平成13年1月11日(木)
今日もプールによるリハビリを止めて、市内をうろつくことにした。
朝から歩いて博多駅方面へ出かけた。昨日歩きすぎたのか、足が痛い。
しかし、筋肉痛であり慣れれば治まると頑張って歩くことにした。
紀伊国屋書店の医学書コーナーに出向いて、脊椎固定術や整形外科関連の専門書を立ち読みした。ある書籍に「椎間に入れるスペーサは左右1個つづ計2個挿入するのが一般的」との記述を見つけ、不安になる。というのも、私の場合、1つしか挿入されていないからである。確かに2つ入っていた方が安定性も増すように思えるが・・。
まさか、手術日当日に在庫切れが発覚したとかが理由ではないよな、等と色々考えたが、明日主治医に確認することにした。
その他種々の文献に目を通したが、今回行った椎体間固定術は一般的な手術であり、成功率も高いこと等がわかり、安心した。
結局2時間程度歩き回って、帰宅した。
腰は痛くないが、移植骨を採取した部位から左足太股が痛むのと、両足の筋肉痛が気になった程度であり、職場復帰しても支障無いと感じた。
平成13年1月12日(金)
今日は第2回目の再診日である。職場復帰の時期を主治医と相談して決めることになっている。この2日の散歩で個人的には復帰に自信を持ったので、来週からの復帰をお願いするつもりだ。
いずれにしても、診察の結果を会社に報告するため、スーツ姿で再診に出向いた。
予定通り午後2時に受付を済ませたが、相変わらずの大繁盛、結局1時間以上待たされた。いつもの通りレントゲンを正面・側面から撮影し、写真を見ながらの問診、および触診を受けた。
その結果、
(1)レントゲンの結果、骨の固定性は良好、移植した骨も融合しつつある
(2)コルセットは今日から外出時以外装着しなくてよい
(3)職場復帰は来週月曜日からOK、ただしコルセットは職場では2月いっぱい装着すること
(4)正座しての入浴は、1月末まで継続すること
(5)水中歩行は出来たら続けて欲しい
(6)移植骨を採取した部位付近の痛みやしびれは、時間はかかるが治るとのこと。
(同様の症状を訴えた過去の患者は、すべて快復している実績あり)
(7)次回来診は2月9日
昨日医学書に記載があった推間スペーサの数について尋ねたところ、2つ挿入する必要はないとのこと。
スペーサのメーカー等は2個挿入を勧めるが、熟練した整形外科医は1つしか挿入しないそうである。
スペーサの役割は推体間の高さ確保であり1つで十分とのことであった。
(ちなみにスペーサは1つ10万円近くするそうだ)
自信に満ちあふれた主治医の回答に、一安心した。
職場復帰に備えて、傷口付近がかゆいのを止めるため、かゆみ止めを処方してもらった。
その後会計を済ませて入院している同僚を見舞い、会社に出向いた。
3ヶ月ぶりの会社である。上司に来週からの復帰許可を得た旨報告し、事務手続きについて調べる。
なんと「1月15日より復帰可能」と記述された診断書が必要とのこと。
来週もう一度主治医を訪ねなくては・・。
長かった療養生活も、あと2日で終了である。
自宅療養中は、働いていない罪悪感に悩まされたが、これともおさらばだ。
平成13年1月13日(土)
今日は家内や子供と天神に買い物に出かけた。もちろんリハビリを兼ねているため往復徒歩である。
2時間近く歩き回ったが、痛みの発生等支障は生じなかった。
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